漢方相談:中医漢方薬学療法の御案内

日本漢方に中医学理論を導入した中医漢方薬学の御案内です

お問い合わせや御質問 
     〜難病・慢性病でお困りの方へ〜 

 遠近に関わらず御本人の意志と意欲で直接定期的に繰り返し来局できる人のみが対象で、その場合にのみ漢方相談販売を行っています。

 昨今、当方のHPやブログをご覧になって、ご家族の電話の問い合わせで、「本人を連れて行けばよいのか?」というものが多いのですが、ご本人の積極的な意欲でないばかりか、体力的にも一定期間、通うことがかなり困難に近いケースでは、無理して来られて、却って病状を悪化させても困まりますので、お断りせざるを得ません。

     日本漢方に中医学理論を導入した中医漢方薬学論。漢方専門研究歴42年、多くの新見解を提示した拙論の総括的なサイト               

         -----漢方薬の基本知識-----


  進歩と発展を続ける漢方薬

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 現代の中国漢方(中医学)は、中医弁証学・中草薬学・中医方剤学などを各論としますが、構造主義科学理論の一つである中国古代に生まれた「陰陽五行学説」を基礎に、現実の疾病に即して長期間の年月を経て発展してきたものです。

 西洋医学にはみられない「天人合一・心身一如」の構造主義医薬科学として高度な発達を遂げており、西洋医学・薬学の知識も貧欲に取り込むことで、今後もさらに進歩と発展が期待できる無限の可能性を内在した医学・薬学です。

 さらに日本国内の現状に即して改良を加えた『中医漢方薬学』は、日本で独自に成長した「日本漢方」と、中国の伝統医学が発展して成立した「中国漢方」を合体した理論となっています。
 病名が同じでも、その人その人によって薬の組み合わせ(配合)が異なることが多く、個人個人の体質的な特殊性を重視しますが、面倒な煎じ薬を使用せず、錠剤や顆粒剤などの漢方製剤を主体にしています。


 なお、この『中医漢方薬学』の名称と内容は、村田恭介が過去に漢方専門の各雑誌で数多く発表してきたものですが、その他の数多くの各種の論文などは、中国国内の中医学専門雑誌や韓国の『医林』誌などの漢方専門雑誌に全文転載されたことも多く、中国の中医学や漢方関係書籍にも抄録されたり引用されたり、それらを合計すると数十以上に及びます。もしかすると海外に転載・引用・紹介されたものだけでも三桁近いかもしれません。
 論文発表などは合計すると二百は越えると思いますが、主なところでは『中医臨床』誌1995年6月号掲載『村田恭介氏の「中医漢方薬学」論』をはじめ『和漢薬』誌・『漢方の臨床』誌など多数の論文発表があり、中国では『中国中医薬年鑑 1984年』で論文が紹介され、1994年には中国中医薬出版社発行の『日本漢方医学』の結論部分に、村田恭介の「中医漢方薬学」論が引用・紹介されるなど、挙げれば際限がありません。
 その他、著書に『求道と創造の漢方』(1985年 東明社刊)があります。


  漢方の病気に対する考え方は?

 村田漢方堂薬局考案の『中医漢方薬学』では、どのような病気も究極的には五臓六腑のアンバランスによって生じるものと考えています。一人の身体の中で起こる病気は、その人の生まれ持った体質的な素因やストレス状況、地域的な生活環境の諸条件、あるいは食生活環境の諸条件などとも大いに関係がありますので、現在出ている病気の症状だけでなく、過去の病歴やその他の環境的な諸条件なども配慮し、また一見無関係に思えるような症状も参考にします。つまり、現在の病気の解決の為には、以上に述べた種々の要因を総合的に分析・判断することによってはじめて、その人の体質と病状に合った漢方薬の組合せ(配合)ができるというわけです。

 追記:専門的に言えば以下の通りです。

 疾病状態とはいかなるものかを考察すると、五臓間における気・血・津液の生化と輸泄(生成・輸布・排泄)の連係に異常が発生し、これらの基礎物質の生化と輸泄に過不足が生じたときが病態である。
 それゆえ、五臓それぞれの生理機能の特性と五臓六腑に共通する「通」という性質にもとづき、病機と治法を分析する。これにより、
 @病因・病位・病性の三者を総合的に解明。
 A気・血・津液の昇降出入と盈虧通滞(量的な過不足および流通の過不足)の状況を捉える。
 これらによって、定位・定性・定量の三方面における病変の本質を把握する、
という基本事項を厳守し、かつ基本方剤を大切にしながら、
 病性の寒熱に対応した薬物を考慮しつつ、@発病原因を除去し、A臓腑の機能を調整し、B気血津精の疏通や補充を行う。

以上は中医漢方薬学の基本的な考え方のほぼすべてを要約したものです。


  何種類の漢方薬が必要か?

 『中医漢方薬学』では、病気を解決するための漢方薬の組み合わせの法則(配合法則)として、
 @病気の直接的な原因となっている「内外の病因」を除去する漢方薬。
 A五臓六腑の機能を調整する漢方薬。
 B体内に流通する気・血・水(津液)・精の疎通あるいは補充を行う漢方薬。


という三方面の漢方薬を配合することが鉄則となっています。


 一般的な病気では、この三方面の働きを2〜3種類くらいの漢方製剤でまかなえることが多いのですが、こじれた慢性疾患や多種類の疾患が複合している場合、および難病系統では内・外の病因が複雑化しており、五臓六腑の機能失調の状況や、体内を流通する気・血・津液・精の盈虚通滞(量的に過剰か不足か、流通が過剰が停滞かなど)における病理現象が複雑化していることが多いため、3種類以上の漢方製剤が必要となることが多いものです。もしも、この必要不可欠な配合を無理に節約すると、治せる病気も治せないことになります。

(最も恩恵を被った参考文献:成都中医学院の陳潮祖教授著『中医病機治法学』(四川科学技術出版社発行)


  漢方薬の上手な使い方は?

 難病・慢性病の場合、はじめの頃の数回は、
7〜15日分ずつ(多くは10日前後)で漢方薬の効果を観察しながら、その人の体質と病状に合った理想的な漢方製剤の組み合わせ(配合)を早く見つける努力が行われます。
 ちょうど、カメラのピントを合わせていくのと同じようなことですが、
この理由から、はじめの頃の数回は直接御本人が来られる人ほど有利なわけです。

 高等動物である人間の病気は、一見単純なように見えても病気の原因や成り立ちはかなり複雑なことが多いものです。それでも『中医漢方薬学』の方法で分析していくと、病気の原因と成り立ちを解明しながら根本療法を行うことができるわけです。また、人間の身体は四季折々の季節的な変動や年齢の推移に微妙に影響され、病態にも変化が生じる場合がありますので、時に応じて漢方製剤の組み合わせ(配合)を変える必要が生じることもあります。


  どのくらいの期間服用するのか?

 もちろん病気の程度と内容によりまちまちですが、服用する人の考え方によっても左右されます。ほどほどに治れば良いと考える人から、徹底的に続けて他の病気の予防まで兼ねたいという人まで。

 とりわけ重要なことは、複雑な病気や体質の方では、定期的に直接やって来られることにより、前述の@ABの条件を満たす必要不可欠な漢方製剤の組み合わせ(配合)を行う努力がなされているか、にも関係してきます。さらには、1日に3回、規則正しく服用されているかどうかでも違ってきます。


  漢方薬には煎じ薬が一番か?

 漢方薬は、一般的には煎じ薬が一番よいと信じられていますが、もともと煎じないで服用する伝統的な散剤(粉末薬)や丸薬・仁丹状の高貴薬なども大変多く、決して煎じ薬だけが漢方薬というわけではありません。本場中国の中国医学専門病院でも、現在では煎じないで服用できる漢方薬が半数を占めているといわれます。
 ともあれ、現在の日本の国内状況では、煎じ薬を主体にした漢方薬は、大変な欠点もあるようです。その欠点をあげてみますと、

 ●日本国内の漢方原料の流通状況や、薬事法などに基づく法的な制約上、完全自由な煎じ薬が製造できるわけではない。(漢方薬は健康食品ではなく「医薬品」です。)
 ●この為、むしろ煎じる必要のない丸薬・錠剤・細粒剤・顆粒剤・粉末薬などの漢方製剤を用い、『中医漢方薬学』の法則に従って臨機応変に組み合わせ(配合)した方が、融通がきく場合が多い。
 ●毎日煎じるには、時間と手間がかかって続けにくく、味もまずくて服用しにくい場合がある。

以上の日本の国内事情などから、煎じ薬だけが理想的とは限らず、むしろ顆粒剤や細粒剤や錠剤などで、臨機応変に配合した方が、却って正確な中医漢方薬学療法ができる場合が多いわけです。
 ただし、これにも例外があって、どうしても煎じ薬でないと不可能な場合もあります。村田漢方堂薬局では、必要に応じて煎じ薬も調合します。


  難病・慢性病 克服のコツは?

 現代の日本は、医療制度が西洋医学中心となっています。
 病院に行くのが面倒で、その代替として漢方薬を利用されようとする考えはマズイと思います。

 思いがけない重大な病気が潜んでいたりする場合もあり得ますので、漢方薬を利用される以前の常識として、西洋医学における「諸検査」および「標準治療」を十分に受け、それでも改善がみられなかったり限界を感じたりする場合にこそ、漢方薬の利用を考えるべきです。

 つまり、現代社会における漢方薬は、西洋医学の限界に対する補完的な役割としての存在意義があるはずです。

 もしも、西洋医学治療で限界を感じられる場合、構造主義科学理論の一つである中医学を基礎に、日本の現状に即して改良を加えた『中医漢方薬学』によって配合された漢方薬類を、しばらくは根気よく続けなければなりません。

 このため、漢方薬を利用される方も、ほどほどの忍耐と努力が必要なことは言うまでもありませんが、村田漢方堂では漢方薬局という立場上、西洋医学における病院での「諸検査」および「必要な治療」は、併行して受けていただかなくてはなりません。

 「難病」とは難治性疾患のことですから具体的には、各種の癌・悪性腫瘍をはじめ関節リウマチを代表とする各種膠原病および自己免疫疾患・気管支喘息をはじめ各種の呼吸器疾患・アトピー性皮膚炎・B型肝炎・C型肝炎・慢性化膿性骨髄炎・尋常性乾癬・慢性疲労症候群・病名不確定の各種疾患など。

 一般の「慢性疾患」でも糖尿病・狭心症・脳血管障害後遺症・坐骨神経痛・慢性扁桃腺炎・パニック症候群・メニエール氏症候群、婦人科では不妊症・内膜症・子宮筋腫・卵管炎・卵巣嚢腫など、挙げていけば際限がありません
が、現代の中国漢方(中医学)を基礎にした村田漢方堂薬局考案の中医漢方薬学療法では、それぞれの体質に応じた漢方薬調合(配合)が可能なわけです。

 漢方薬の配合法則については、さきの「何種類の漢方薬が必要か?」の項で述べたとおりです。


 なお、村田漢方堂薬局では中医漢方薬学論にもとづき、直接面談により詳細・綿密な相談販売を行っていますので、サイト上での買い物カゴ等を利用した通信販売は一切行っておりません。
 
 それゆえ、必ず直接通ってもらう必要があるわけですが、一定期間、直接漢方相談に来られることによって一定の効果が得られ、方向性が定まってきた時点では、通信販売に切りかえて、その後はメール相談や電話相談に切りかえることは可能です。


◎難病・慢性病でお悩みの方は、
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[「村田漢方中西医結合論」「漢方相談の実際
漢方薬局と現代社会」「漢方相談薬局と病院」「村田恭介紹介記事

 ブログ「漢方薬専門・村田漢方堂薬局(山口県下関市)の近況報告」は現在進行形です。


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構造主義科学論「中医漢方薬学」にもとづく漢方薬調合の薬局です。

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